専門外来
当院では、甲状腺癌や喉頭癌などの早期発見・フォローや、バセドウ病・橋本病などの甲状腺機能異常、
睡眠時無呼吸症候群の診断・治療にも力を入れています。
院長は頭頸部がん専門医の資格を有し、全身麻酔が必要な症例では各病院と連携し手術執刀も行います。
甲状腺腫瘍
甲状腺にできものができる疾患です。
首がはれてきて気付いたり、健診や胸CTなどで偶然に見つかる場合もあります。
多くは良性腫瘍ですが、中には甲状腺癌などもありますので採血検査のほかに超音波検査、場合により悪性か良性を判定する細胞診検査が必要です。
悪性の場合は、手術が必要となりますので総合病院へ紹介となります。
良性の場合は、3~6ヵ月毎に当クリニックで経過をみていきます。
甲状腺機能異常
(バセドウ病、橋本病など)
甲状腺の病気の代表的なものに、橋本病、バセドウ病があります。
橋本病
甲状腺機能が低下することが多く、その場合甲状腺ホルモンの補充療法が必要です。甲状腺機能が低下すると全身のだるさ、むくみ、便秘などの症状がでることがあります。機能が安定すれば3ヵ月毎の経過観察となります。
また機能が正常な場合でも、将来的に低下することがあるため
年1回程度の採血が必要です。
バセドウ病
動悸・息切れ・発汗・体重減少などが起こります。
甲状腺機能が高くなるため甲状腺機能を低下させる薬の内服が必要です。
多くは内服薬でコントロールが可能ですが、効果が無い場合や副作用で内服が出来ない場合は手術や放射線治療が必要なこともあります。
甲状腺機能が安定すれば、3ヵ月ごとの通院で経過をみていきます。
いびきの治療
(睡眠時無呼吸症候群)
いびきがひどい、家人に夜間の無呼吸を指摘される、十分寝たはずなのに昼間眠いなどの症状がある場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。
当院ではアプノモニター(睡眠評価装置)を貸し出しています。
自宅に持ち帰り頂いて、夜間睡眠時に装着し後日医院に返却いただければ
装着されていた睡眠時の無呼吸の状態を解析できます。
携帯電話ほどの大きさの非常に操作が簡単な機器ですので、
どなた様にでも御使用頂けます。
解析した結果は後日わかりやすく説明し、重症の場合は病院に紹介させて頂きます。病院での精密検査の結果にもよりますが、CPAP治療(持続的陽圧呼吸)が必要になる場合もあります。